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旅立ちのバツ(×) 『離婚』した人のことを…《バツ一・バツニ》‥などのように

「バツ」は、〈より正確な答え/成功/幸福へと近付くための記号…そして、新たな出発の印〉

・いつの頃からか、『離婚』した人のことを…《バツ一・バツニ》‥などのように、その回数も含めて『バツ』で表現するようになりました。正しく古風に(?)表現すれば、〈離婚経験が一回・二回の者〉‥といったところでしょう。

この《バツ表現》は、戸籍の削除様式が由来のようです。「バツ」は《離婚の印》ではなく、《除籍の印》なのです。それにしても、誰が言い始めたのでしょうね…。

『離婚』をすると、同じ戸籍に記載されていた夫婦は、それぞれ別の戸籍に記載されることになります。「離婚届」が受理されると、筆頭者ではない方が夫婦の戸籍から除籍され、別の戸籍へと移動します。その際、〈除籍後は、元の戸籍に戻るか・新しい戸籍を作成するか〉…について、選ぶことができます。

・離婚経験者で、筆頭者であった人の戸籍を見ると…別の戸籍に移った(除籍した)相手の欄に、交差するように罫線が引かれています。これが、〈バツ(×)じゃ〜ん!〉というワケです。(筆頭者の欄はそのままですが…)厳密に言えば、戸籍の記載欄の両方に「バツ」が付くのはなく、筆頭者ではなかった方だけなのです。

また、「バツ」が《除籍の印》であるならば、既婚者は、み〜んな《バツ一以上》です。初めての婚姻と同時に、夫婦はそれぞれ父母の戸籍から除籍となり、夫婦の新しい戸籍を作成します。

これが《入籍》です。夫婦で仲良く(?)父母の戸籍の記載欄に「バツ」を付けて、婚姻の手続きをした結果、結婚が成立したのです。

・「バツ(×)」という記号は、不正解/落第/失敗/ダメ‥など、ロクなイメージがありません。実際、《バツ表現》と同様に『離婚』を悪いコトと捉え、ひたすら忍耐し続ける人もいるでしょう。しかし、《ゴール》とされる結婚の手続きにも「バツ」は付きます。

「バツ」は、〈より正確な答え/成功/幸福へと近付くための記号…そして、新たな出発の印〉‥と、発想の転換をしてみましょう。何となく、気分が楽になりませんか?

新しい世界へ旅立つときは、やはり不安です。でも、その世界について《知っていること》があれば、不安はかなり軽減するハズ。

知識と情報を身に着けて出発すれば、恐れるコトはありません。《未知の世界》で待つモノは、魔物や妖怪ではなく、道理も真心も通じる人間なのですから…。

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