離婚の種類「裁判離婚」について

離婚には何種類か種類があり、その中に「裁判離婚」と言う離婚の種類があります。
裁判離婚は離婚に関する法的手段としては最後の手段として用いられます。夫婦間の話し合いで協議離婚が出来なかった場合、また調停に持ち込んでも成立せず、審判を行っても成立しなかった場合に、裁判をして離婚と言う形になります。
裁判離婚では、夫婦どちらかが離婚訴訟を起こします。夫婦2人の合意が出ていなくても、裁判で離婚が認められた場合、裁判所における法的強制力が有る為に離婚が成立出来ます。
裁判離婚は、通常の裁判と同じ様に、法廷の場で夫婦それぞれが自分の主張を述べ、その証拠を出し、証人を立てると言う様に進めていき、判決を貰うと言う形を取っています。
裁判離婚は傍聴が自由となっていますので、見ず知らずの人の前で尋問されたり、証言したりしなくてはなりません。その精神的負担と言ったらかなりの物になるでしょう。また裁判をするとなると費用面でも苦しくなりますし、時間や労力も多大なるものになりますので、それ相応の覚悟が必要になります。離婚が成立するまでにはかなり期間がかかります。1年〜長くて5年程かかる場合が有ります。更にその判決が自分の意図している物とは逆になってしまう事もあります。
また、裁判で離婚をするのであれば、弁護士にも早めに相談をしておいた方が有利に物事を進める事が出来ます。裁判離婚は離婚の最終手段として捉えておけば良いでしょう。